今日バスを利用したのですが、なかなかバスが来なくて。
ようやく来たバスは混んでいて、残念ながら座ることができませんでした。
バスは出発し、次のバス停に到着しました。
そのバス停から70代か80代くらいのご婦人が乗っていらっしゃいました。
するとある男性が立ち上がり、席を譲っていらっしゃいました。
そのご婦人はとてもうれしそうに「ありがとうございます!」と言ってお座りになりました。
やがてバスは終点に到着し、降りる際にそのご婦人はもう一度
席を譲ってくれた男性にお礼を言っていらっしゃいました。
そのお礼の言い方がとても素敵で。
「本当にありがとうございました。
今日はバスがなかなか来なくて、くたびれてしまっていたんです。
座れて本当にほっとしました。」と。
はっとしました。
「ありがとうございました。」
で十分感謝の気持ちは伝わります。
でもプラスひと言があることで、より気持ちが伝わるんだなぁと気づかされました。
私たちはつい日常生活の中で楽をしたがります。
それは必ずしも悪いことではなくて、私たちの無意識の中の必要な作用であったりします。
でもそこをあえて労力をかける、手間をかける方向に意識を向けると、
より楽しい、より質の高い日常が送れるのかもしれません。
お礼を言うときにもうひと言添えるくらいならすぐにできそうですよね。
ぜひあのご婦人を見習いたいと思いました。
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